![]() シロキサン組成物
专利摘要:
シロキサン組成物を提供する。本発明は、カシューナッツシェル液−CNSLをベースとする混合成分を含有するシロキサン組成物に関する。なし 公开号:JP2011512428A 申请号:JP2010545369 申请日:2008-12-12 公开日:2011-04-21 发明作者:グロス,マーティン 申请人:エヴォニク ゴールドシュミット ゲーエムベーハー; IPC主号:C08L91-00
专利说明:
[0001] 本発明は、ポリオールとイソシアネートとを含有する組成物からのポリウレタンフォームの調製方法であって、調製が場合によりさらなる添加剤および混合物の存在下で実施される方法に関する。] 背景技術 [0002] 典型的に、所望のフォーム特性を達成するために、添加剤および混合物を反応前に系に添加しなければならない。これらの添加剤および混合物としては、例えば、シロキサンからなるクラスが挙げられる。] [0003] ポリオールおよびイソシアネートをベースとするフォームの調製では、有機変性(organomodified)シロキサンが安定剤として一般に使用される。これらのシロキサンは、しばしば純粋な形態ではなく、非ケイ素含有成分との混合物としてフォーム形成の間に添加される。これは計量性(meterability)の改善に役立ち得る。なぜなら、フォームが形成されるために、混合物にシロキサンが非常に少量のみ添加されなければならないことが多いためである。加えて、混合成分は、ポリオール混合物中のシロキサンの溶解性も改善し得、したがって、さらに、フォーム形成およびフォーム特性に影響を与え得る。] [0004] 先行技術には様々な混合成分が開示されている。] [0005] 欧州特許第0839852号には、種々のトリグリセリドからなる植物油との混合物としてシロキサンを使用してのポリウレタンフォームの調製が記載されている。] [0006] 脂肪酸エステルは、しばしば食品生産で使用可能な原材料であり、競合状態が生じている。] [0007] したがって、再生可能な原材料をベースとし、容易に生物分解可能であり、食品生産に適切ではない原材料を使用することが好ましい。] [0008] 米国特許第3629308号には、有機シロキサンのための混合成分として、ブタノール開始ポリエーテルが記載されている。] [0009] 欧州特許第0048984号には、ポリエステル−ポリウレタンフォームでの使用のための様々な水溶性界面活性剤とのシロキサンの混合物が記載されている。これらの界面活性剤は、十分に生物分解可能ではないことが多い。] [0010] 欧州特許第0043110号には、弾性の高いポリウレタンフォームでの使用のための例えばグリセロールのアルコキシレート、水、TMP、ブタノールおよびノニルフェノールなどの溶媒とのシロキサンの混合物が記載されている。] [0011] 米国特許第5236961号には、フォーム安定剤として、石油化学供給源に由来するアルキルフェノールエトキシレートを使用してのポリウレタンフォームの調製が記載されている。] [0012] 欧州特許第0734404号には、10〜90%の酸化ブチレンを使用することによって合成されるポリアルキレンオキシドを使用してのPUフォームの調製が記載されている。] [0013] 最もよく使用される混合成分としては、例えば、フタル酸エステル、ノニルフェノールエトキシレートまたはブタノールアルコキシレートが挙げられる。] [0014] 先行技術で記載された混合成分の多くは、好ましくない毒性、低い生物分解性または加水分解に対する感度によって特徴づけられる。] 発明が解決しようとする課題 [0015] したがって、ポリウレタンフォーム調製における添加剤および混合物のための混合成分であって、前述の欠点がないか、または少なくともその代替物であり得る成分を提供する必要があった。] 課題を解決するための手段 [0016] したがって、本発明の目的は、有利な代替のシロキサン組成物の調製方法、シロキサン組成物自体、その使用、ならびにそれらが添加されたポリウレタンおよび/またはポリイソシアヌレートおよび/またはポリウレアフォームを提供することである。] [0017] 本発明の文脈中、ポリウレタンおよび/またはポリイソシアヌレートおよび/またはポリウレアフォームは、ポリオールとイソシアネートとの反応生成物を意味するものとして理解され、またその調製は、場合によりさらなる添加剤および混合物の存在下で実施される。] [0018] 本発明のさらなる目的は、ポリウレタンおよび/またはポリイソシアヌレートおよび/またはポリウレアフォーム調製でのシロキサンのための混合成分の提供である。] [0019] 驚くべきことに、シロキサン成分と混合するためにカシューナッツシェル油(CNSL)をベースとする生成物を使用することによって、この目的を達成することができることが見出された。] [0020] したがって、本発明は、例えば、CNSLをベースとする生成物に生じるようなアルキルフェノール含有組成物を使用してのポリウレタンフォームの調製方法の改善に関する。CNSLは、カシューナッツシェル液、すなわちカシューナッツシェル油の略語である。本発明による組成物は、フォーム特性の改善に寄与する。同時に、非石油化学製品からなり、すなわち、高い割合で再生可能な原材料からなるシロキサン組成物調製の原材料が使用される。] [0021] 本発明は、ポリオールとイソシアネートとを含有する組成物からのポリウレタンフォームの調製であって、ある種のケイ素含有コポリマー界面活性剤、例えばシロキサンの存在下で実施される調製に関する。シロキサンの計量性のみではなく、そのように調製されたフォームの特性も改善するために、ケイ素含有界面活性剤を、CNSLをベースとする化合物と混合する。] [0022] 利点は、例えば、ノニルフェノールエトキシレートまたは他の混合成分を使用する場合と同等またはより良好な結果がフォーム形成で得られることである。] [0023] 加えて、CNSLをベースとする生成物は、容易に生物分解可能であり、毒性学的に安全であり、天然の再生可能な原材料に由来する。さらに、CNSLをベースとする生成物は食品調製に適切ではなく、したがって食品生産と「競合」しない。] [0024] CNSLは、いわゆるカシューナッツシェル液、すなわちカシューナッツシェル油を意味するものとして理解される。これは、カシューナッツの外殻の抽出によって得られる。一般には、抽出物は殻を加熱することによって得られる。しかしながら、溶媒を使用する抽出方法によって調製することもできる。] [0025] 由来および方法次第で、抽出物は多様な組成物を有し得る。主成分は、カルダノール(cardanol)、アナカルド酸(anacardic acid)、カルドール(cardol)およびメチルカルドール(methylcardol)である。熱抽出の間、加熱によってアナカルド酸からカルボキシル基が除去されて、したがってカルダノールへと変換されるため、アナカルド酸とカルダノールの割合は特に広い範囲まで変化し得る。] [0026] 一般には、カルダノールは、CNSLからアルキルフェノール成分として得られる。次いでこれをさらに加工して、非常に広い範囲の生成物を得ることができる(アルコキシレート、ホルムアルデヒド樹脂など)。カルダノールは、蒸留によってCNSLから得られる。] [0027] CNSLを加熱する時に、存在するフェノールのアルケニル側鎖から開始して重合プロセスが生じる。したがって、これらのより高分子量の種からなる蒸留残渣は、カルダノールの蒸留による調製でも得られる。] [0028] 例えば抽出物自体、蒸留生成物または蒸留残渣などの様々なCNSLをベースとする生成物を本発明による混合物に使用することができる。] [0029] CNSLからのカルダノール調製については、特に、独国特許第10 2005 017126号、独国特許第10 2005 017125号の特許出願に記載される。] [0030] 本発明によれば、例えば、CNSLのアルコキシレート、CNSLのアルデヒドとの反応によって調製可能な樹脂、またはCNSLの酸化生成物など、CNSLから調製される生成物を使用することも同時に可能である。これらの誘導体は、今日まで、ポリウレタン中のポリオール成分としてのみ使用されていた。シロキサンのための混合成分としての使用については記載されていない。] [0031] したがって、米国特許第20050022445号では、水/燃料混合物のための乳化剤として有用なCNSLのアルコキシレートを記載する。] [0032] 米国特許第7084103号は、潤滑油または分散剤としてカルダノールおよびカルドールのエトキシレートとその使用を記載する。] [0033] 米国特許第2531502号は、CNSLをベースとするオキシアルキレートの調製を記載する。最初に酸素含有気体混合物でCNSLを処理すると、「茶色」のCNSLが形成し、次いでこれをオキシアルキル化する。] [0034] 英国特許第2262525号は、工業用カシューナッツシェル油をベースとするエトキシレートの調製を記載する。] [0035] 独国特許第2754091号は、エトキシル化のベースとしてのカルダノール誘導体(アナカルド酸、カルダノール、カルドール)、およびアルキド樹脂系の乳化剤としてのその使用について言及し、記載する。] [0036] 欧州特許第1765901号は、CNSLをベースとして、アルキレン側鎖の二重結合のエポキシ化と、ポリオールのOH数を増加させるためのその後の開環とによる剛性PUフォーム調製のためのポリオールが記載されている。シロキサンのための混合成分としてのCNSLをベースとするポリオールの使用については記載されていない。] [0037] 欧州特許第1723187号には、カルダノールの調製からの蒸留残渣をベースとするポリオールの調製が記載される。これらの残渣をアルキレンオキシドと反応させ、そして得られたポリオールを、PUバインダー混合物の調製に使用する。] [0038] シロキサンによるPUフォームまたは混合物については言及されていない。] [0039] インド特許第180735号には、CNSL混合物をベースとして、ヒマシ油反応生成物と、例えば、ペンタエリスリトールなどのポリヒドロキシ化合物との反応生成物との反応による剛性PUフォーム調製のためのポリオールが記載されている。] [0040] 独国特許第10106144号には、原油中のアスファルト分散剤としてのカルダノール−アルデヒド樹脂の使用を記載する。] [0041] 米国特許第6262148号には、CNSL化学をベースとし、5〜7個の炭素原子を有する脂環式または芳香族ポリアミンとの反応によって形成されるMannich塩基反応生成物からなるエポキシ樹脂のためのフェナルキルアミン硬化剤が記載されている。] [0042] CNSLは、通常、暗色の臭気の強い物質を含む。] [0043] 蒸留、抽出または吸収などの当業者に既知の慣習的な方法を使用して、CNSLをベースとする生成物の色と臭いを最適化することができ、したがって、より要求が多い用途でも使用することができる。嗅覚特性を調節するために、場合により、適切な芳香剤を使用することもできる。] [0044] したがって、例えば、すでに上記された公表文献、独国特許第10 2005 017126号および独国特許第10 2005 017125号は、色が安定しているカルダノール含有組成物の調製に関する。これはフェナルカミンの調製に有用であり、次にエポキシ樹脂のための硬化剤として使用される。ここでは、蒸留と吸収方法が組み合わせられる。] [0045] 先行技術による適切な物質は、シロキサンコポリマーまたはシロキサンとして使用することができる。したがって、フォームのタイプ(剛性フォーム、熱可撓性フォーム、粘弾性フォーム、エステルフォーム、HRフォーム、半剛性フォーム)に応じて、適切なシロキサンが使用されなければならない。] [0046] 驚くべきことに、本発明による混合物は、これらのフォームの全タイプで使用可能であることが判明した。] [0047] 混合物中のシロキサンコポリマーの割合は、場合により、それぞれの意図された用途次第で、それぞれの場合、全混合物の重量パーセントに基づき、0.1〜98%、好ましくは0.3〜95%、特に好ましくは0.5〜90%、特に1〜80%または5〜70%、そして非常に特に好ましくは10〜60%であってよい。] [0048] したがって、CNSLをベースとする生成物の割合は、場合により、それぞれの意図された用途次第で、それぞれの場合、全混合物の重量パーセントに基づき、2〜99.9%、好ましくは5〜99.7%、特に好ましくは10〜99.5%、特に20〜99%または30〜95%、非常に特に好ましくは40〜90%である。] [0049] 例えば、ポリエーテル、ノニルフェノールエトキシレート、非イオン性界面活性剤、イオン性界面活性剤および他の物質または補助物質などの先行技術による既知の混合成分も場合により、組成物のさらなる成分として、それぞれの場合、全混合物の重量パーセントに基づき、0〜95%または0.1〜80%の割合で存在してよい。] [0050] 本願中、特に指定されない限り、百分率データは重量に基づくものを意味するものとして理解される。] [0051] フォームのタイプが異なると、異なるシロキサンコポリマーおよびそれらの混合物が必要とされる。] [0052] 剛性ポリウレタンおよびポリイソシアヌレートフォームの調製では、気泡が細密で、均一で、欠陥のないフォーム構造を確実にし、したがって、性能特性、特に断熱力に実質的に良い影響を与える添加剤が使用される。剛性フォームの調製で重要なさらなる特徴は、所望の処方および発泡剤の量の場合における、フォームの流動性と体積収率である。スプレーフォームの調製または自動車部門での用途で、連続気泡構造を有する剛性フォームもしばしば必要とされる。ここでは、安定剤は気泡開放効果も有する必要があるが、これは絶縁部門の剛性フォームの場合は望まれない。これらの全てのパラメーターには、最適化された安定剤の選択によって、よい影響を与え得る。] [0053] 可撓性ポリウレタンフォームの場合、フォーム調合物が有するべき特性により、調合物次第で、シロキサンの作用は非常に異なり得る。基本的必要条件は、所望のフォームの安定化、すなわち崩壊現象の回避である。「本質的に安定な」調合物の場合、必要条件とシロキサンは、次いで、気泡調整、気泡開放またはフロー改善に合わせて調整される。これの可能な例は、自動車シートの製造のための成形フォームでもよい。] [0054] 驚くべきことに、そして全く意外なことに、カシューナッツ油をベースとする本発明による混合成分が、多様なシロキサン、さらにはそれらから得られるフォームタイプのために使用可能であることが今や見出された。] [0055] 本発明によるシロキサンを含有する調合物は、ポリオールをポリイソシアネートと反応させることによって調製可能である全てのフォームのタイプに適切である(剛性フォーム、熱可撓性フォーム、粘弾性フォーム、エステルフォーム、HRフォーム、半剛性フォームなど)。] [0056] フォームの調製は、発泡剤の存在下でポリオールとイソシアネートとを反応させる既知の方法によって実施され、どのポリオールおよびイソシアネートが使用されるかということ次第で、可撓性フォーム、半剛性フォームまたは剛性フォームが形成可能である。これらは、ポリウレタン、ポリイソシアヌレートまたはポリウレアフォームでもよい。] [0057] フォームの調製のために、適切なポリオールが使用される。これらは、典型的に1分子あたり2〜6個のOH基を有し、炭素、水素および酸素に加えて、窒素、リンまたはハロゲンなどのヘテロ原子を含有してもよいポリエーテルポリオールまたはポリエステルポリオールであってよい。] [0058] さらに2個以上の官能基を有する適切な有機ポリイソシアネートも使用される。対応する化合物は既知であり、商業的に入手可能である。] [0059] フォームの調製のために、発泡剤が必要とされる。全ての既知の発泡剤を使用し得る。これは、イソシアネートとの反応によって二酸化炭素を放出する化学的発泡剤としての水でもよい。しかしながら、物理的発泡剤として二酸化炭素、または発熱反応の間に適切な沸点によって蒸発する他の発泡剤を直接使用することも可能である。これらの例は、ハロゲン化水素またはペンタン異性体などの炭化水素である。2つの方法の組み合わせも可能である。] [0060] ウレタンフォーム反応は、通常、適切な触媒によって開始されるか、または制御される。例えば、ここで、第3級アミンまたは金属を含有する触媒(例えば、スズ、カリウム、亜鉛を含有する)が使用される。] [0061] フォームは既知の方法によって調製可能である。] [0062] これらは、バッチ式で、または連続的に、自由な上昇で(free rise)、または型の中で実施することができる。ケイ素含有界面活性剤混合物を、ポリオールとイソシアネートによるフォーム形成のために直接混合することができる。しかしながら、界面活性剤、1種以上の発泡剤、ポリオールおよび触媒からプレミックスを調製することも可能である。] [0063] それぞれのフォームのタイプに関して、この分野で慣習的な化合物は、例えば、欧州特許第1712578号、欧州特許第1161474号、国際公開第00/58383号、欧州特許第1678232号および国際公開第2005/085310号、国際公開第2006/094227号、国際公開第2004/096882号、米国特許出願公開第2002/0103091号、国際公開第2006/116456号、欧州特許第1678232号、米国特許出願公開第2007/0072951号、国際公開第2007/111828号、米国特許出願公開第20070238800号および国際公開第9612759号に記載されており、ポリウレタンフォーム調製のためのポリオール、発泡剤およびポリイソシアネートとして使用可能である。] [0064] 適切なシロキサンは、例えば、以下の文献:欧州特許第0839852号、欧州特許第1544235号、独国特許第10 2004 001 408号、欧州特許第0839852号、国際公開第2005/118668号、米国特許出願公開第20070072951号、独国特許第2533074号、欧州特許第1537159号、欧州特許第0533202号、米国特許第3933695号、欧州特許第0780414号、独国特許第4239054号、独国特許第4229402号、欧州特許第0867465号に記載されている。] [0065] 先行技術によって既知の全ての防炎剤は適切である。そのような物質の例は、独国特許第19927548号に記載されているか、またはそこで引用されている。] [0066] フォームの調製および/または使用のために必要とされ、フォーム形成にかかわる当業者によく知られているさらなる補助物質も同様にフォーム組成物中に存在してもよい。これらは、例えば、防炎剤、染料、顔料調製物、気泡開放剤、殺生物剤、静電気防止添加剤などである。] [0067] 触媒、安定剤、防炎剤、発泡剤などのポリウレタンフォームの調製に使用可能な補助物質および添加剤は、同様に先行技術から既知の成分である。] [0068] 使用される原材料と使用可能なプロセスについての先行技術の概要は、G. Oertel (編者): "Kunststoffhandbuch [Plastics Handbook]", 第VII巻, C. Hanser Verlag, Munich, 1983、Houben-Weyl: "Methoden der organischen Chemie [Methodsof Organic Chemistry]", 第E20巻, Thieme Verlag, Stuttgart 1987,(3), 第1561〜1757頁、および"Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry", 第A21巻,VCH, Weinheim, 第4版 1992, 第665〜715頁に見られる。] [0069] 本発明のさらなる主題は特許請求の範囲によって特徴づけられる。] [0070] 本発明による混合成分およびその使用について、以下に実施例によって説明するが、本発明がこれらの例示的な実施形態に限定されるようには意図されない。化合物の範囲、一般式またはクラスが述べられる場合、明白に記述された化合物に対応する範囲または群のみならず、個々の値(範囲)または化合物の除去によって得ることができる化合物の全ての部分的な範囲および部分的な群も含むように意図される。] [0071] 下記の実施例で、本発明、全体の記述から明白な使用範囲および特許請求の範囲を、実施例に記載される実施形態に制限するように意図することなく、本発明を実施例により説明する。] [0072] 以下のシロキサンを使用した:] [0073] シロキサン1:欧州特許第1544235 A1号、実施例14に記載されるポリエーテルシロキサン] [0074] シロキサン2:独国特許第2533074 A1号、実施例4に混合物1として記載されるポリジメチルシロキサン] [0075] シロキサン3: 欧州特許第1544235 A1号に記載され、x=70、y=4であり、37当量%のポリエーテル1(a=36、b=38およびR”=メチル)と63当量%のポリエーテル2(a=12、b=0およびR”=メチル)との2種のポリエーテルによるポリエーテルシロキサン] [0076] したがって、シロキサン3は次式によるポリエーテルシロキサンである: [式中、y=4であり、x=70であり、PE:ポリエーテル、またはこの場合、2種のポリエーテルの混合物:58重量%の酸化プロピレンと、42重量%の酸化エチレンとから調製された、Mn=3800g/モルのメチル化ポリエーテルが37.5当量%と、100重量%の酸化エチレンから調製された、Mn=600g/モルのメチル化ポリエーテルが62.5当量%である。]。] [0077] そのようなSi−C結合ポリエーテルシロキサンの製造については、米国特許第4,147,847号、欧州特許第0493836号および米国特許第4,855,379号に実施例として記載される。] [0078] シロキサン4:独国特許第43 17 605号に記載される方法によって、適切なPt触媒を使用して、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタメチルトリシロキサンを、30%のPO含有量および70%のEO含有量ならびに900g/モルの平均モル質量を有するアリルアルコール開始ポリエーテルと反応させ、対応するポリエーテルシロキサンを得た。] [0079] 独国特許第4317605号、欧州特許第1544325号および独国特許2533074号の開示内容は、全体として本明細書の説明の一部である。] [0080] CNSLをベースとする以下の混合成分を使用した。 A)CNSL CT:Imperial Oil Importからのカシューナッツシェル液 B)CNSL RS 1:Imperial Oil Importから入手可能なCNSL蒸留残渣 C)RS 1+5 EO=CNSL RS 1と、OH官能基につき5モルの酸化エチレンとの反応生成物 D)CNSL:Resibrasからのカシューナッツシェル液 E)CardoliteNC−700:Cardoliteからカルダノール F)NC−700+5 EO:Cardolite NC−700と、OH官能基につき5モルの酸化エチレンとの反応生成物 G)NC−700+5 PO:Cardolite NC−700と、OH官能基につき5モルの酸化プロピレンとの反応生成物 H)カルダノール1:独国特許第102005017126号に記載されるプロセスによって調製されたカルダノール J)カルダノール2:独国特許第102005017125号に記載されるプロセスによって調製されたカルダノール] [0081] 比較例において、以下の物質が本発明による混合成分ではない代表的なメンバーとして使用された。 K)ノニルフェノール+8 EO:例えば、ClariantからのArkopal N 080として商業的に入手可能な、ノニルフェノールと、OH官能基につき8モルの酸化エチレンとの反応生成物 L)例えば、Alberding + Boley, Krefeldから商業的に入手可能なヒマシ油 M)例えば、SasolからMARLOWET 4702として商業的に入手可能なPEG 400ジオレエート N)例えば、ExxonからJayflex DINPとして商業的に入手可能なフタル酸ジイソノニル] [0082] 以下のシロキサンの混合物を調製した。] [0083] ] [0084] 剛性ポリウレタンフォームの使用例: 本発明によるシロキサン混合物の性能特性を試験するために、以下の調製物を使用した。] [0085] ] [0086] フォーム形成は、手動の混合方法によって実施された。この目的のために、ポリオール、触媒、水、試験される安定剤調合物および発泡剤をビーカーの中へ計量して、1000rpmで30秒間、パン撹拌器(直径6cm)によって混合した。再び計量することによって、混合プロセスの間に蒸発した発泡剤の量を決定し、補充した。ここでMDIを添加し、反応混合物を3000rpmで5秒間、記載された撹拌器で撹拌し、その直後に45℃で温度調節された、(145cmを測定する側に沿って)10°の角度に傾けられ、ポリエチレンフィルムに裏打ちされた145cm×14cm×3.5cmのアルミニウムの型へ移した。フォーム調合物は、膨張するフォームが供給領域で型を充填し、高い側の方向に上昇するように、低い側で導入された。使用されるフォーム調合物の量は、型の最小充填のために必要とされる量未満になるような量であった。したがって、硬化後に得られる形成フォーム物品の長さは、体積収率の尺度としての重量に関して規格化が可能である。] [0087] 10分後、フォームを型から取り外して、分析した。表面および内部の欠陥は、1から10までのスケールに基づいて主観的に評価された。10は変化のないフォームを表し、そして1は非常に強く荒れたフォームを表す。細孔構造(1cmあたりの気泡の平均数)を比較フォームと比べることにより、切断面で光学的に評価した。成形フォーム物品を測定することによってフロー長さ(体積収率の尺度として)を決定し、より良好な比較のために、以下の式に従って260gの標準重量および気圧へと変換した。 減少したフロー長さ=フォーム長さ×260g×気圧/(フォーム重量×1013mbar)] [0088] 使用された全てのシロキサン混合物および関連するフォーム形成の結果については、表3に記載する。] [0089] ] [0090] この結果は、試験されたシロキサンの本発明による混合物により、気泡の繊細さに関して等しく良好な結果(気泡の繊細さは不変のままである)、そして表面品質および流動性または体積収率に関して、通常(従来)の混合成分よりもなお良好な結果(著しく値が増加した)を達成する剛性フォームを調製することが可能であることを示す。] [0091] HRフォームに関する実施例(高弾性フォーム、冷フォーム) 成形フォームの調製: 以下の調合物を使用した: 35mg KOH/gのOH数と5000g/モルのモル質量を有するポリオール100部、シロキサン混合物0.5部、水3部、トリエタノールアミン2部、TEGOAMIN(登録商標)33(Evonik Goldschmidt GmbHから)0.6部およびジエタノールアミン0.2部、ならびにポリマーMDI(Bayerからの44V20)18.5部と、TDI(トルイレンジイソシアネート、T80)27.7部との混合物。] [0092] ビーカー中でイソシアネートを除いて全ての成分を混合し、次いで、イソシアネートを添加し、高速撹拌器で迅速に撹拌することによって、既知の方法でフォームを調製した。その後、反応混合物を、40℃の温度まで加熱された寸法が40×40×10cmの立方形の型に導入し、大部分を10分間硬化させた。次いで、圧縮力を測定した。ここでは、フォームはそれらの高さの50%まで、10回圧縮された。ここでは、1回目の測定値(ニュートンでのCF 1)は、フォームの連続気泡の特徴の尺度である。その後、11回目の測定値(ニュートンでのCF 11)で圧縮フォームの硬さを決定するために、圧縮を完全に実施した(手によって)。その後、スキンおよびエッジ領域を評価し、気泡数(CC)を決定するために、フォームを開放して切断した。] [0093] 以下の表4に、実施例26〜29および比較例12をまとめる。各々の場合で使用される評価およびシロキサン混合物を示す。] [0094] ] [0095] この結果は、本発明によるシロキサン調合物(組成物)は、高弾性PUフォームの調製に適切であり、そして、フォームの連続気泡特徴(および硬さ)は、本発明による混合成分の適切な選択によって影響され得ることを示す。] [0096] 熱可撓性フォームのフォーム形成: 代表的な熱可撓性ポリウレタンフォーム調合物でシロキサン混合物を調査した。] [0097] 熱可撓性ポリウレタンフォーム調製のための調合物: 100重量部のポリオール(BayerからのDesmophen(登録商標) PU20WB01、OH数56)、5.0重量部の水(化学的発泡剤)、1.0重量部のポリエーテルシロキサンの混合物、0.15重量部のアミン触媒(トリエチレンジアミン)、0.23重量部のスズ触媒(スズ2−エチルヘキサノエート)、5.0重量部の塩化メチレン(追加の物理的発泡剤)、63.04重量部のイソシアネート(トルイレンジイソシアネート、TDI−80)(イソシアネート基対イソシアネートを消費する反応基の比率=1.15)。] [0098] 手順: ポリオール、水、触媒および安定剤を最初に紙コップに導入し、撹拌ディスクを用いて完全に混合した(1000rpmで45秒)。その後、塩化メチレンを添加し、1000rpmで10秒間、再び混合した。その後、イソシアネート(TDI−80)を添加し、そして2500rpmで7秒間、もう一度混合した。次いで、混合物を、上部が開放した30cm×30cm×30cmの型に導入した。次いで、フォーム形成の間、超音波高さ測定によって上昇高さを測定した。上昇時間は、フォームが上昇のその最大高さに達するまで経過する時間を指す。崩壊とは、熱可撓性ポリウレタンフォームの吹込み後にフォーム表面にたわみが形成されることを指す。崩壊は、吹込みの3分後に判断する。フォーム密度は、DIN EN ISO 845およびDIN EN ISO 823に従って測定した。気泡の数は目盛りを有する拡大鏡によって3点で数えられ、そして値を平均値にした。圧縮強度は、DIN EN ISO 3386−1に従って計測し、そしてフォームの65%圧縮と25%圧縮の圧縮強度の比率からSAG係数を算出した。したがって、SAG係数は、フォームの弾性の尺度である。] [0099] 表5は、熱可撓性ポリウレタンフォームの試験フォーム形成の結果を示す。使用されたシロキサン混合物、秒での上昇時間(RT)、cmでのフォーム高さ(FH)、cmでの崩壊(CO)、kg/m3でのフォーム密度(FD)および気泡/cmでの気泡数(CC)およびSAG係数(SAG−F)について示した。] [0100] ] [0101] この結果は、本発明によるシロキサン調合物(組成物)が熱可撓性フォームの調製に適切であり、さらにSAG係数(弾性)の改善を達成することができることを示す。] [0102] エステルフォームのフォーム形成: 代表的なポリエステル-ポリウレタンフォーム調合物でシロキサン混合物を調査した。] [0103] 原材料:BayerからのDesmophen 2200、Bayerからのトルイレンジイソシアネート(TDI 80/20)、N−メチルモルホリン(NMM)。] [0104] フォーム調合物:100部のポリエステルポリオールDesmophen 2200、56.5部のTDI 80、5.1部の水、1.4部のNMM、1.0部のシロキサンの混合物。] [0105] 手順: ポリオール、水、触媒および安定剤を最初に紙コップに導入し、撹拌ディスクを用いて1000rpmで60秒間、完全に混合した。その後、イソシアネート(TDI−80)を添加し、2500rpmで6秒間もう一度混合した。次いで、混合物を、上部が開放した30cm×30cm×30cmの型に導入した。上昇の高さおよび崩壊を決定した。崩壊は、上昇の最大高さに達した1分後の上昇の高さの減少として指定された。] [0106] フォーム硬化後、気泡数および空気透過率を決定した。空気透過率は、フォームの連続気泡の割合の尺度である。多くの用途に関して、可能な限り連続気泡であるフォームが望ましい。フォームの連続気泡特性は、空気透過率によって決定された。空気透過率は、480L/時間の一定気流がフォームを通る場合、増加する水柱のmm動圧力で示される。明示された値が高いほど、フォームは特性上より独立気泡となり、その逆も同様である。] [0107] 以下の表6中、本発明による混合物(実施例32および33)ならびに本発明に従わない混合物(比較例13)のフォーム形成の結果をまとめる。シロキサン混合物、フォーム高さ(cmでのFH)、崩壊(cmでのCO)、空気透過率(mmでのAP)およびフォームの気泡数(cm−1でのCC)について示す。] [0108] ] 実施例 [0109] 表6で示される結果から容易にわかるように、可撓性ポリエステル−ポリウレタンフォームの調製で本発明による組成物を使用することにより、欠陥のないフォームが得られ、より高い気泡数を達成することができる。]
权利要求:
請求項1 カシューナッツシェル油−CNSLをベースとする混合成分を含有するシロキサン組成物。 請求項2 カシューナッツシェル油から単離されたアルキルフェノール含有組成物を含有する請求項1に記載の混合成分の、シロキサンと一緒になった使用であって、前記混合成分が添加されたポリウレタンおよび/またはポリイソシアヌレートおよび/またはポリウレアフォームの調製における使用。 請求項3 請求項1または2に記載の混合成分を使用して調製されるポリウレタンおよび/またはポリイソシアヌレートおよび/またはポリウレアフォーム。 請求項4 シロキサンまたはシロキサンコポリマーとカシューナッツシェル油をベースとする混合成分とを含有する組成物であって、前記混合成分と前記シロキサンとの質量比が0.1〜98重量パーセントである組成物。 請求項5 前記混合成分と前記シロキサンまたはシロキサンコポリマーとの質量比が0.3〜95重量パーセントである請求項4に記載の組成物。 請求項6 カシューナッツシェル油−CNSLをベースとする混合成分を含有するシロキサン組成物であって、場合によりさらなる補助物質または混合物を使用する組成物。 請求項7 シロキサンまたはシロキサンコポリマーと、請求項1または2に記載の混合成分とを使用して調製されるポリウレタンおよび/またはポリイソシアヌレートおよび/またはポリウレアフォームの調製方法。 請求項8 シロキサンまたはシロキサンコポリマーと、ノニルフェノールアルコキシレートまたは鉱油をベースとする混合成分を含まない混合成分とを使用して調製されるポリウレタンおよび/またはポリイソシアヌレートおよび/またはポリウレアフォームの調製方法。 請求項9 シロキサンまたはシロキサンコポリマーと、混合成分として、カシューナッツシェル油のアルコキシレート、アルデヒドとの反応生成物または酸化生成物とを含有する組成物を使用して調製されるポリウレタンおよび/またはポリイソシアヌレートおよび/またはポリウレアフォームの調製方法。 請求項10 さらなる補助物質または混合物を使用して実施される請求項7に記載の方法。 請求項11 混合物、防炎剤、染料、顔料調製物、殺生物剤および/または帯電防止添加剤を使用して実施される請求項10に記載の方法。 請求項12 請求項7〜11のいずれか一項に記載の方法によって調製される熱可撓性フォーム。 請求項13 請求項7〜11のいずれか一項に記載の方法によって調製される粘弾性フォーム。 請求項14 請求項7〜11のいずれか一項に記載の方法によって調製されるエステルフォーム。 請求項15 請求項7〜11のいずれか一項に記載の方法によって調製される剛性フォーム。 請求項16 請求項7〜11のいずれか一項に記載の方法によって調製される高弾性フォーム。
类似技术:
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同族专利:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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